水火天満宮とか妙蓮寺とか千本釈迦堂とか平野神社とか 桜 2024年 春

 

 

今回もソメイヨシノより一足早く咲く桜いろいろです。

こちらは、堀川寺之内上がったところにある水火天満宮の紅枝垂桜。
色は濃いけど一重の枝垂桜です。

創建は北野天満宮より古く、
水火天満宮は初めて道真公の神霊を勧請した「日本最初の天満宮」とも言われてます。

 

 

 

 

 

 

こちらは堀川紫明交差点で咲く桜。
昨年初めて知った桜です。
今年も寄ってみました。

 

 

 

 

 

 

品種は知らないけど、咲きっぷりが凄くいいです。

 

 

 

 

 

 

同じ堀川寺之内界隈にある妙蓮寺の御会式桜(おえしき桜)。

 

 

 

 

 

 

御会式桜は、日蓮聖人御入滅の10月13日頃から咲き始めて、
冬の間は寒桜のようにぽつぽつ咲いてて、
春になってお釈迦様の誕生日の4月8日頃にこのように満開となります。


 

 

 

 

こちらは千本釈迦堂の「おかめ桜」。

少し前に載せた出町柳の長徳寺の早咲き品種「おかめ桜」とはまた別です。
書くと長くなるので書かないけど、千本釈迦堂には本堂建立時の「おかめ伝説」と呼ばれる逸話があって、それが「おかめ桜」の名の由来となっています。

尚、正面に見えるその本堂(釈迦堂)は、1227年(安貞元年)建立。
応仁の乱でも焼失を免れて、京都洛内で最古の木造建造物となります。国宝指定。
(洛外も含めると、醍醐寺五重塔が951年の建立で最古となります)

 

 

 

 

 

 

乙女椿。

千本釈迦堂には椿もあちこちで咲いてます。

 

 

 

 

 

 

椿といえば、西大路一条を東へ入ったところにある「地蔵院」。
椿寺と呼ばれる由来の大きな「五色八重散椿」があります。

少し左に見えてるけど、遅咲きの八重の紅枝垂桜もあります。
年によっては同時に見頃を迎える年もありますが、
今年は桜の開花が遅れたので、無理そうです。

 

 

 

 

 

そして、平野神社の「魁桜」。

平野神社は桜の名所。
桜苑がまだ寂しい時期に先陣を切って咲きます。 先駆けですね。

 

 

 

 

 

台風とかあって樹形が変わってきてるので少し痛々しくも見えるけど、
まだ咲いてくれてます。


水火天満宮とか妙蓮寺とか千本釈迦堂とか平野神社とか 桜 2024年 春 (完)
それではまた。。。

 

 

 

 

本満寺とか六角堂とか上品蓮台寺とか 枝垂桜 2024年 春

 

 

京都御苑下立売御門入ったところのユキヤナギ


前回の近衞邸跡の糸桜と同じ日です。
他の早咲きの桜を。

 

 

 

 

 

烏丸通りを挟んで御所の西側にある平安女学院有栖館の枝垂桜。
塀から飛び出して、道行く人を楽しませてくれる桜です。

 

 

 

 

 

 

平安女学院下立売通り側の枝垂桜。

 

 

 

 

 

 

こちらは御所の北側、今出川通り沿いの冷泉家の桜。
向こうは同志社キャンパスです。

 

 

 

 

 

いつもソメイヨシノより少し早く咲くので、似てるけど違う品種のようです。

 

 

 

 

 

 

寺町今出川から上がってきて本満寺へ。

 

 

 

 

 

 

円山公園の「祇園しだれ桜」と姉妹樹の大きな枝垂桜です。

 

 

 

 

 

 

こちらは六角堂。

六角堂は、早咲きでは「御幸桜」という立派な枝垂桜があったのですが、
寿命なのか無くなって若い木になってます。
他の枝垂桜は満開で、柳の新芽とのコントラストがきれいでした。
ただ、何故か外国人観光客でいっぱいだったので早々と退散しました。

 

 

 

 

 

千本北大路下がったところにある上品蓮台寺の枝垂桜。

 

 

 

 

 

 

 

本満寺とか六角堂とか上品蓮台寺とか 枝垂桜 2024年 春 (完)
それではまた。。。

 

 

 

 

御所 近衛邸跡の糸桜 2024年 春

 

 

前回載せた出水の枝垂桜の翌週、
暖かくなったので近衞邸跡の糸桜が一気に見頃になりました。

 

 

 

 

 

 

京都御苑の北西にある近衞邸跡。

五摂家の筆頭である近衛家の邸宅があった場所です。
都が東京に移る際に近衛家も東京へ引越され、
今は屋敷はなく桜がたくさん植えられています。

 

 

 

 

 

 

向こうの門は御所の朔平門です。

 

 

 

 

 

 

近衛池に降り注ぐように立つ枝垂桜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明るくなってきました。

 

 

 

 

 

 

 

御所 近衛邸跡の糸桜 2024年 春 (完)
それではまた。。。

 

 

 

 

御所出水の枝垂桜とか雨の先斗町とか 2024年 春

 

 

御所の出水の枝垂桜。

 

 

 

 

 

 

この桜とほぼ同じ時期に、近衛邸跡の糸桜や平野神社の魁桜とかも咲くのですが、
今年は三月中頃の冷え込みのためか他の枝垂桜はまだ全然咲いてませんでした。

 

 

 

 

 

 

桜も咲いてないし天気予報も雨なので、このあと買い物がてら四条方面へ出ました。

 

 

 

 

 

 

御所の桃林の横を通ります。

 

 

 

 

 

こちらは新京極にある誠心院。

真言宗泉涌寺派のお寺です。
清少納言紫式部と同時代の平安時代歌人和泉式部」が初代住職。
和泉式部の顔出しパネルがあります。

和泉式部は娘の小式部に先立たれ出家後、関白藤原道長よりお堂を譲り受けたのが誠心院の始まりです。
何度か移転をしており、豊臣秀吉の命によってこの地に来ています。

 

 




 

鈴成り輪。

一回まわせば経典を一回読誦した功徳が得られると。
回すと鈴がなります。

 

 

 

 

 

 

「水かけの行者さん」。

神変大菩薩の諡を戴いた「役行者(えんのぎょうじゃ)」です。
水をかけて祈念します。

 

 

 

 

 

 

菩薩像がずらりと。

 

 

 

 

 

 

木屋町通りに出ました。
次の日曜日は、木屋町の桜も見頃でしょうね。

 

 

 

 

 

 

旧立誠小学校はリノベーションされて、立誠ガーデン ヒューリック京都という複合施設になってます。

 

 

 

 

 

 

左側は、「ザ・ゲートホテル京都高瀬川」というホテルが入ってます。

 

 

 

 

 

 

先斗町へ抜けます。

 

 

 

 

 

濡れた石畳。
雨の先斗町は風情があっていいです。

 

 

 

 

 

 

雨なので雨の曲を。

Phil Collins - ♪ I Wish It Would Rain Down
クラプトンの泣きのギターがいい。



御所出水の枝垂桜とか雨の先斗町とか 2024年 春 (完)
それではまた。。。

 

 

 

 

 

松ヶ崎疎水沿いの水仙と鞍馬駅の大天狗と紅梅と 2024年 春

 

 

松ヶ崎疎水沿いで咲く水仙

 

 

 

 

 

 

一重と八重が混ざってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

晴れてたらまた違って見えるんでしょうね。

 

 

 

 

 

場所変わって、叡電鞍馬駅前の大天狗と紅梅。

 

 

 

 

 

 

この梅は遅咲きで、早咲きの桜が咲く頃と時期が重なります。
それでつい桜の方へ行って、この梅が咲いてる時を見たことが無かったのです。
それで今年は見逃さないように寄ってみました。

 

 

 

 

 

まだ蕾はあったけど、結構な古木なので、
花の数はそれほど多くないようです。

 

 

 

 

 

 

現在の大天狗は二代目です。
先代は雪の重みで鼻が折れたから、こちらは鼻の中に鉄棒を入れたりと対策されてます。

 

 

 

 

 

 

鞍馬寺門前。

 

 

 

 

 

 

牛若餅は食べたことないけど、人にあげたらいつも好評です。
今度は自分で食べてみます。

 

 

 

 

 

 

このまま運動目的で花背峠を上ります。

ずっと休業中の鞍馬温泉の前を通ったら、
「再始動に向けて動き始めました」と。

 

 

 

 

 

 

花背峠に到着。気温は11度。
前回は0度だったから、だいぶ暖かくなってきました。
引き返して帰ります。

 

 

 

 

 

 

峠道を走るメロディーバス。
鞍馬側から来るバスは「グリーンスリーブス」、
花背側から来るバスは「アニーローリー」のメロディーを流しながら走ってきます。
つづら折りの見通し悪い道だけど、音楽流してくれるのでバスが近づいて来るのが前もって分かります。
あと、この区間はバス停でなくてもタクシーみたいに手を上げると止まって乗せてくれます。

 

 

松ヶ崎疎水沿いの水仙鞍馬駅の大天狗と紅梅と 2024年 春 (完)
それではまた。。。

 

 

 

 

長徳寺のおかめ桜 2024年 春

 

 

出町柳にある長徳寺の早咲き桜「おかめ桜」です。
寒彼桜と豆桜を交配した早咲きの品種です。

河津桜が終わり、早咲きの枝垂桜が咲くまでの間に咲いてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隣で咲いてる寒緋桜。おかめ桜の交配元です。
色が濃く、房状に変わった咲き方をします。

 

 

 

 

 

 

後日、前を通った時です。
散り際もいいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長徳寺のおかめ桜 2024年 春 (完)
それではまた。。。

 

 

 

 

 

御所の黒木の梅とか瑞泉寺の紅梅とか 2024年 春

 

 

京都御苑の堺町御門から入るとすぐにある「黒木の梅」。
遅咲きの紅梅です。

黒木の梅は、九条家跡(このすぐ西側)にあったものを大正天皇即位大礼の時に現在の場所に移植。その後枯れてしまい、現在の木は接木により植継ぎされたものです。

名の由来は、単に木が黒いからだそうです。

 

 

 

 

 

 

御苑内の宗像神社横のオガタマノキ(招霊木)。

オガタマノキは、一円玉の図柄にある「若木」のモデルと言われています。
実際のところ、「若木」はモデルがない架空の木だそうです。



 

 

 

 

オガタマノキの花が咲いてました。

天照大神が隠れた天岩戸の前で、天鈿女命はオガタマノキの枝を手にして舞ったとされます。
また、榊のように神前に供えられたりもすることから、一円玉のモデルといわれるようになったようです。

 

 

 

 

 

 

御苑内はここ数年で休憩所が新しくできたり、整備されたりしてあちこち綺麗になりました。

 

 

 

 

 

 

京都御苑情報館にある京都御苑模型。

 



 

 

 

同じく、京都御苑情報館にあるメディアウォール。

モニターに京都御苑内の写真を一覧で表示します。
写真をタッチすることで動植物の名称や見られる場所の情報を得ることができます。

 

 

 

 

 

 

場所変わって、木屋町三条 瑞泉寺で咲く遅咲きの紅梅。
豊臣秀吉の甥、豊臣秀次のお墓があるお寺です。
五七の桐は豊臣の家紋。

 

 

 

 

 

串状にもこもこと咲きます。


秀次は、世継ぎがいなかった秀吉から関白の職を譲られて家督を相続。
しかし、秀吉と淀殿との間に秀頼が生まれると、秀次は次第に追いやられて
最終的には高野山切腹させられます。

切腹後、秀次の首は三条河原でさらし首。当時のこの場所は鴨川の中州であり、この辺りが処刑が行われた場所になります。

処刑のあと、塚が築かれその上に秀次の首を収めた石櫃が載せられました。
塚はその後鴨川の氾濫などで荒廃します。
1611年に高瀬川の工事を手がけていた角倉了以が偶然墓石を見つけ、
秀次らの菩提を弔うために創建したのがここ瑞泉寺です。

 

 

 

 

 

 

こちらは東山七条の法住寺
後白河法皇ゆかりのお寺です。

この梅は上の方の一部がピンク色に咲く源平咲き分けです。

 

 

 

 

 

 

法住寺の裏では河津桜が満開でした。

 

 

 

 

 

 

まだ若い木なので、咲きっぷりが元気です。

 

 

 

 

 

 

こちらは泉涌寺別院 雲龍院で咲く河津桜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雲龍院には山科随心院の「はねずの梅」と同じ種類の梅があります。
遅咲き品種の摩耶紅梅で、随心院の小野梅園と同じ時期に植えられたとのこと。
遅咲きの中の遅咲きなので、まだほとんどが蕾でした。

 

 

御所の黒木の梅とか瑞泉寺の紅梅とか 2024年 春 (完)
それではまた。。。