八幡の流れた流れ橋と木津川河川敷の茶畑と 2023年 秋

 

 

朝日。

 

 

 

 

 

 

久しぶりに南部に向かいます。

 

 

 

 

 

 

木津川自転車道を走ります。

 

 

 

 

 

 

八幡のながればし。

 

 

 

 

 

 

流れ橋は今年8月の台風7号の際に流されて、まだ復旧してません。
現在通行止めとなってます。

流れ橋は台風や豪雨で川の水位が上がると、
橋桁と橋板が流される構造になってます。

流れてもワイヤロープでつないでいるため、
水位が下がったあとに回収します。

 

 

 

 

 

 

頑丈な橋を造るよりも、流される構造の方が安くつく流れ橋
しかし、2011年、2012年、2013年、2014年と4年連続で流れました。
それ以前は3~4年に一度のペースでした。ここに限らず全国的な異常気象ですね。

復旧には3000万~5000万円かかるため、さすがに4年続けて流されると
橋の廃止を検討されましたが、存続を願う声が全国から寄せられ、復旧。

2016年に「流れにくい」流れ橋に構造が変更されたのですが、
それでも数年ごとに流されてます。今回流されたのは4年ぶりになります。
復旧時間や復旧コストは構造変更によって下がってると思います。

構造変更されてからは、コンクリート製の橋脚が増えて見たかんじが近代化っぽくなったので、以前のように時代劇のロケとかにはもう使われていないと思います。
というか、時代劇ドラマがなくなりましたね。
 「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」シリーズでよく映ってました。

 

 

 

 

 

 

暴れ川と呼ばれる木津川。
普段はこのようにこちら側からは見えないくらい遠くに流れてます。
台風とかで流される時はここ一面すべて水になって橋は見えなくなります。

砂地は山間部から流出した土砂の堆積で、
この土砂が川底を上昇させたのが、洪水被害の原因と言われてます。

 

 

 

 

 

 

しかし、その上流からの肥沃な土砂の流入と砂地が茶の生産に適してることから、
木津川の河川敷では高品質な茶が生産されています。

 

 

 

 

 

この水辺の砂地で作られたお茶のことを「浜茶」と呼び、
抹茶の原料となる「てん茶」が栽培されています。
浜茶は山間部で栽培される「山茶」に比べ緑色が濃く、鮮やかになるとのこと。

柵のようなのがあるのは、覆下栽培といって、茶畑に覆いをかけて栽培する手法です。
そのことから覆下茶園とも呼ばれます。


 

 

 

 

 

 

流れ橋と周辺の茶園は、京都府景観資産に登録され、
さらに「日本茶800年の歴史散歩~京都・山城」の名称で文化庁の日本遺産に認定されています。

 

 

 

 

 

 

流れ橋が流れるくらいの雨量の時は、いつも茶畑は水没しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶畑の横の竹林にいたカタツムリ。

 

 

 

 

 

 

手前の竹の膨らんでるところもカタツムリです。

竹とカタツムリって、ミスマッチのように思ったけど、
二匹もいたから案外カタツムリは竹林に生息しているものなのか。

 

 

八幡の流れた流れ橋と木津川河川敷の茶畑と 2023年 秋 (完)
それではまた。。。