鷹ヶ峰~京見峠~杉阪 2023年 秋

 

 

涼しくなってきたのでロングライドしたい気分ですが、
この日は午後から天気が怪しそうで、京見峠越えだけにすることにしました。
写真多めです。

先ずは上り口の鷹ヶ峰界隈。
こちらは常照寺。朝早い時間で山門の「吉野門」は閉まってます。

吉野門は、常照寺開山の「日乾上人」に帰依した
江戸時代初期の太夫「二代目 吉野太夫」が寄進した門です。
吉野太夫は「三筋町七人衆の筆頭」、「寛永三名妓」といわれてました。

 

 

 

 

 

 

花はほとんど終わってましたが、
常照寺の参道は萩がたくさん植えられてました。
咲いて気づく。

才色兼備の吉野太夫の噂は「唐」の国まで伝わったそうです。

豪商で文化人あった、灰屋の紹益(しょうえき)という方が身請けしますが、
紹益の父が反対、駆け落ちをします。
(のちに、吉野の人柄が分かり許されます)

その後、38歳の若さで亡くなります。

 

 

 

 

 

 

同じく鷹ヶ峰にある源光庵。
「悟りの窓・迷いの窓」でよく知られている曹洞宗の寺院です。

山門前のススキはまだ開いてませんでした。

 

 

 

 

 

 

こちらでも萩が咲いてました。

 

 

 

 

 

 

山門の先では野紺菊が元気に咲いてました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じく鷹ヶ峰の光悦寺。

入り口の南天がフサフサと実を付けてました。
まだ青いけど。
南天や万両、千両など冬の赤い実系は、
年によって揃って当たり外れがありますよね。
今年は豊作のようです。

 

 

 

 

 

 

参道の緑。

 

 

 

 

 

 

今年の夏は未曽有と言っていい猛暑、そして晴天続きだったけど、
どうも今年の紅葉は早くなりそうな気がしてます。
これは二週間程前ですが、直近のあちこち見た印象ではどうもそんなかんじ。


ここから京見峠を越します。

 

 

 

 

 

 

京見峠を越してきました。
「杉坂の船水」を水筒に補給。

 

 

 

 

 

 

杉阪の道風神社。

 

 

 

 

 

 

道風神社は書道の神様。

平安時代中期の貴族であり能書家の「小野道風」を主祭神として祀っています。
「平安中期の三蹟(さんせき)」のひとりとして知られるとのこと。
書道の大御所です。

道風公が杉阪・産土神和香社から湧き出る霊水で墨を磨って書の修行をし
栄達をした縁により氏神に斎い祀られたと。

 

 

 

 

 

 

積翠池と名付けられた池。

この積翠池の水を汲んで硯の水に用いると
書道が上達すると云われています。

普段水はほとんどないのですが、雨上がりの日とかは水が溜まってます。

 

 

 

 

 

道風神社からさらに下ってきて、こちらは桃源山地蔵院。
杉坂地区唯一の菩提寺です。

タイミング合えば紅葉時にも寄りたいところ。

 

 

 

 

 

 

小さなお地蔵さん。

 

 

 

 

 

 

こちらは北山杉の里・中川にある中川八幡宮
北山杉の母樹といわれる樹齢約600年の御神木がある神社です。

お祭りの準備で神輿が出てました。

 

 

 

 

 

 

秋明菊があちこちで咲いてました。

 

 

 

 

 

 

八重咲きも。

 

 

 

 

 

 

清滝川沿いには丸太乾燥庫が並び、倉庫ごとに橋が架けられてます。

 

 

 

 

 

 

今はほとんど使われてないので老朽化が進んでいます。
木造倉庫が並ぶ景観はいずれなくなるのでしょうか。

ちなみに、北山杉の里として川端康成の小説「古都」の舞台なったのがこの中川です。

 

 

 

 

 

 

里の寺。

 

 

 

 

 

 

緑が美しい。

 

 

 

 

 

 

えべっさん

 

 

 

 

 

 

周山街道を下ってきて高雄まで帰ってきました。

 

 

 

 

 

 

高雄市営駐車場にあったお食事処がなくなって、
新しい店が建設中でした。

「錦 TERRACE ZAP」と書かれています。
この状態見ると、書き入れ時の紅葉シーズンには十分間に合いそうです。

 

 

 

 

 

 

帰ってきて、最後に松尾大社へ寄りました。

松尾大社の一ノ井川沿いはヤマブキの名所です。
花は春ですが、山吹は秋の黄葉もきれいです。
色付き始めてました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

一気に全部載せたので、写真が多くなりました。
疲れた。

 

鷹ヶ峰~京見峠~杉阪 2023年 秋 (完)
それではまた。。。