大原~百井~鞍馬 2023年 夏

 

 

この日は前ヶ畑峠を上ってみました。

大原を少し寄り道。
行ったのは6月なので、まだ紫陽花が咲いてます。

 

 

 

 

 

 

大原念佛寺で咲いてた紫陽花。

 

 

 

 

 

 

三千院の前。

 

 

 

 

 

 

前日が雨だったから、参道の緑がしっとりしてます。

 

 

 

 

 

 

三千院の前を過ぎて、律川に架かる未明橋(茅穂橋)を渡って進むと、

 

 

 

 

 

 

勝林院があります。

大原は、慈覚大師円仁が835年に根本道場を開いた天台声明発祥の地。
平安時代天台宗の修行の地です。
鎌倉時代には、上院の来迎院と下院のこの勝林院を中心に
49の坊があり隆盛を極めます。

勝林院は、浄土宗の開祖・法然上人が、
叡山・南都の学僧380人余を相手に論破した
大法論「大原問答」の舞台にもなります。

 

 

 

 

 

 

大原の紫蘇畑。

 

 

 

 

 

 

しば漬けで知られる大原。平安時代から漬けられていたと。

「紫葉漬」の名付け親は「建礼門院」と伝わります。
里人が、紫蘇と漬けた夏野菜を建礼門院に差し入れたところ、
紫葉漬と名付けたそうです。

平清盛の娘であり、安徳天皇の母「建礼門院」。
安徳天皇らと共に壇ノ浦に入水しますが、
源氏に助けられ、平家滅亡後は出家して大原の寂光院で隠棲してます。

 

 

 

 

 



こちらがその寂光院
まだ開門前です。

後白河法皇寂光院建礼門院を訪ねるのが、
平家物語の「大原御幸」。
平家追討の院宣を出したのは後白河法皇ですから、
複雑な時代です。

 

 

 

 

 

 

寂光院の前で咲いてた夏椿(沙羅)。

 

 

 

 

 

 

さらに北上してきて古知谷 阿弥陀寺

 

ここを過ぎて少し北上して477号に入って、
激坂の前ヶ畑峠を上ります。

 

 

 

 

 

 

前ヶ畑峠は激坂なのに下りがほぼ無い、お釣りの無い峠です。
ですから前ヶ畑峠を越えた所にあるこの百井の集落は、
標高630mの高地になります。

 

 

 

 

 

 

百井の集落を過ぎてしばらくゆるやかな上りが続きます。
前ヶ畑峠を越えて、続けて百井峠を上ることになります。

 

 

 

 

 

 

杉木立が美しい。

 

 

 

 

 

 

百井峠のお地蔵さん。

建屋が新しくなってました。

 

 

 

 

 

 

あとは百井峠を下って、花背峠道へ合流してさらに下って、

 

 

 

 

 

 

鞍馬へ帰ってきました。

 

先月は芹生峠、善峯寺、そして今回の前ヶ畑峠と
激坂三つを体力測定で上ってみたけど、それぞれぎりぎりクリアしました。
来年はどうだろうか。

 


大原~百井~鞍馬 2023年 夏 (完)
それではまた。。。