この日も花背峠を越えようとやってきましたが、
二ノ瀬辺りまで来るとやっぱり時雨てて、やばそうなので止めて、
貴船神社へ向かいました。
川床はシーズンオフです。
貴船神社本宮参道。
貴船神社の創建は日本神話の時代になります。
初代天皇・神武天皇の母・玉依姫命(たまよりびめ)が、
淀川から黄色い舟に乗ってさかのぼり、たどり着いたのが「貴船」。
そして水源の地として「水神」を祀る祠を建てたのが始まりと伝わります。
石垣から湧き出る御神水。
水占みくじ。
水に浮かべると文字が浮き出てくるおみくじです。
カエル。
黒馬と白馬。
平安時代には日照りや長雨が続くと、朝廷より貴船神社に勅使が派遣されて、
降雨を祈願するときには「黒馬」が、止雨を祈願するときには「白馬」が、
その都度、奉納される習わしになっていました。
のちに生きた馬の代わりに馬形の板に色をつけた「板立馬」が奉納されるようになり、
それが絵馬の原形になって、貴船神社は「絵馬発祥の地」といわれています。
もみじ絵馬は、紅葉の赤と、青もみじの緑と、冬は雪の白と季節によって変わります。
平安時代に貴船神社へ参詣していたという和泉式部の絵馬もあります。
今のところ大河ドラマ「光る君へ」に和泉式部は登場しないようですね。
あちらは斎館で、左側の庭の石組は重森三玲による作庭です。
御神木のカツラ。
まだ現役の土管ポスト。
貴船神社 2024年 早春 (完)
それではまた。。。