祇園白川~南禅寺 2023年 晩夏

 

 

祇園新橋の辰巳神社。

前回の続きです。もう少し周りました。
新しく買ったNIKONニコンZfcブラック & NIKKOR Z 26mm f/2.8 の試し撮りです。

 

 

 

 

 

 

祇園切通しの白川に架かる巽橋。

 

 

 

 

 

 

禁止マーク。



 

 

 

 

移動して南禅寺へ。

 

 

 

 

 



外国からの観光客も今年の日本の暑さは相当参ったことでしょう。
もう夏の日本に来るのはこりごり、と思ったかもしれない。

 

 

 

 

 

 

ここ最近は少し暑さ和らいできましたが、
この日は例の「命に関わる危険な暑さ」の頃だから、
日曜日の南禅寺でも人が少なかったです。

 

 

 

 

 

 

緑燦燦。

 

 

 

 

 

 

向こうは塔頭の天授庵です。
紅葉の時はいつも行列ができます。

 

 

 

 

 

 

南禅寺敷地内にある水路閣へ。

琵琶湖から引いた水を通す水路橋で、
上に琵琶湖疏水の分線が流れています。

蹴上で疎水本流から分かれたこの分線は、
南禅寺敷地の裏手に沿って北上し、永観堂の裏も北上、そして若王子取水池へと。
若王子取水池から先は、哲学の道を流れるあの白川疎水となってさらに北上します。
そこからさらに北西に進み松ヶ崎浄水場へと続くのですが、今は高野川で分断されてるようです。
今は地中に導水管があるから。
現在の分線は景観が目的となっているのでしょう。


 

 

 

 

琵琶湖疏水事業は
東京遷都により衰退した京都の復興事業により行われました。
水路閣明治21年に完成。

古代ローマの水道橋を参考にして造られた欧風建築。
剥げてますが、もとは赤レンガです。

 

 

 

 

 

 

禅寺の中の異国。

当初は山の中を通す予定だったのが、亀山天皇の分骨場があると分かり、
この南禅寺敷地内のルートになります。

水路閣は今では国の指定史跡ですが、
建設当時はもちろん反対意見があったそうです。
五山之上・南禅寺の境内を通るのですから。
福沢諭吉も大反対したとのこと。
琵琶湖疎水に関しては、「京都盆地が水びたしになる」という噂も広がっていました。

 

 

 

 

 

 

これは絞り値を開放のF2.8で撮ってます。

買って初めて持ち出したカメラ&レンズで、この日はどんな写真になるか分からず撮ってたけど、帰ってパソコンに取り込んで見たら「全部開放で撮っていいかな」という印象。

 

 

 

 

 

これも同じく開放F2.8です。

今までのペンタックスK-3Ⅱ & FA31mmでは、ちょっと間違った使い方というか、
AFは合わなくて当たり前で「ピントが合わないから絞る」
みたいなことをしてて、それってピントが合うわけではないのですけどね。

今回使ってみて、今のミラーレス機・レンズの場合は
AFはがっちり捉えるので、ピントと絞りを分けて考えるという、当たり前のことができる。



 

 

 

水路閣に沿って進むと塔頭の最勝院。
ここの紅葉もきれいです。

 

 

 

 

 

 

朝がゆで知られる老舗料亭「瓢亭」。
南禅寺参道にあります。


瓢亭は、南禅寺への参拝者の休憩所として庵を結んだのが始まりとされます。
料亭としての創業は、1837年(天保8年)になります。

朝がゆは、祇園界隈で夜遊びした京の旦那衆が、
芸妓さんを連れだって早朝に来店して作らせたのが始まりだと。

 

 

 

 

 

 

この前を通る時は、何故かいつも天気が良くて時間も同じ頃で逆光の印象がある。
そしていつも写真を撮って「やっぱり逆光で無理」のパターンを繰り返してるような。
この日も同じような状況だったけど、この新しいカメラ・レンズだとちゃんと撮れてる。





 

古川町を流れる白川と柳並木。
向うに見える一本橋は、天台宗の荒行「千日回峰行」の京都大廻りの際に
阿闍梨さんが渡られるので「行者橋」や「阿闍梨橋」とも呼ばれます。

 

 

 

 


 

新しく買って、この一日だけ試し撮りしたあと、
一旦 ニコンの修理センターへカメラを送りました。

欠陥や不具合があったのではなくて、
このZfcには「プレミアムエクステリアThe New Color 張替サービス」というのがあって、人工皮革部分のカラー変更ができます。
発売時の無料キャンペーンは終わってたけど、有料では継続中なので申し込みました。

実際、ブラックを手にした印象は、高級感があってシックで見栄えも良いし、つまりカッコいい。
だから、カラー変更は非常にリスキーなんですけど、色変える前提で購入したから初志貫徹します。

 

 

祇園白川~南禅寺 2023年 晩夏 (完)
それではまた。。。