雪の北野天満宮の続きです。
名物の長五郎餅。
豊臣秀吉が開いた北野大茶会に河内屋長五郎と名乗る老人が出店し、
秀吉に餅菓子を献上したところ、大変気に入られてその菓子の命名を受けました。
ここでの販売は普段は天神さん(毎月25日)だけで、
梅の時期は土日にも販売されてます。
小さな橋の向こうは数年前に整備されて
「紅梅殿船出の庭」と名付けられてます。
天神さんは梅のイメージが強いけど、
立派な枝垂れ桜もありますね。
こちらが紅梅殿。
もとは本殿の西側付近にあった神饌所です。
庭園整備の際に「曳き家工法」で50mほど南のこの場所に移動されました。
今は結婚式等で利用されています。
先日新聞に「北野天満宮の花の庭が復活」と出てました。
それはたぶん梅苑の中の有料エリアにあるのだと思います。
北野天満宮の「花の庭」は、江戸時代前期の歌人・松永貞徳が手がけた
「雪月花の三名園」のひとつです。
他のふたつは、洛北の妙満寺「雪の庭」、清水寺塔頭の成就院「月の庭」。
「花の庭」だけは現存していなかったのを再興されました。
手前の朱色の社殿は地主社。
もともとこの地に地主神社があって、
あとから菅原道真公をおまつりする天満宮が建てられました。
北野天満宮の楼門の直線上は、
本殿ではなくてこの地主社になります。
あちらは絵馬掛所。
シーズン真っ只中です。
中から。
北野天満宮 雪 その二 2022年 冬 (完)
それではまた。。。