雪の北野天満宮の最後です。
境内側から見た入り口の楼門。
こちらが中門の三光門。
三光門の「三光」は、日・月・星を意味します。
梁の間に太陽と月の彫刻があるのですが、何故か星の彫刻はありません。
天神さんの七不思議のひとつとも。
手前の白梅が咲いてる時によく写真撮る場所。
勅額は後西天皇(在位 1655年~1663年)の御宸筆です。
三光門をくぐって本殿へ。
現在の三光門・本殿は慶長12年(1607年)に造営したものになります。
豊臣秀吉の遺命に基づき、子の秀頼が建てています。
左にある梅の木は樹齢400年以上とみられる御神木の紅梅です。
菅原道真公の「飛梅伝説」の梅です。
遅咲きの梅で境内で咲く梅の最終盤に満開になります。
この建物は本殿ではなくて拝殿になります。
この拝殿の向こうに本殿があるのですが、エの字のように繋がった「権現造り」です。
入母屋造りの平入りを二つ並べて、串刺しするような感じ。
拝殿と本殿をつなぐ通路は土間になっており、そこが「石の間」と呼ばれることから、
もとは「石の間造り」と呼ばれる様式でした。
徳川家康(権現様)を祀る日光東照宮がこの様式にして以降に、
「権現造り」と呼ばれるようになりました。
北野天満宮が「権現造り」の元祖です。
そろそろ仕事に向かわねば。
日曜日だったらもっと他にも行けるのですが、残念。
北野天満宮 雪 その三 2022年 冬 (完)
それではまた。。。