洛西の地蔵院。
地蔵院という名のお寺は多いけど、
こちらは場所的には西芳寺(苔寺)の少し南にある地蔵院。
通称「竹の寺」。
この日の目的地は西山の金蔵寺。
その道中を紅葉狩りしながら向かいました。
地蔵院の創建は室町時代1368年。
室町幕府の管領「細川頼之」によって建てられます。
幼少の足利義満に代わり、政務を取り仕切っていた室町幕府の重臣です。
地蔵院の実質的な開山は細川頼之が帰依した「碧潭周皎(宗鏡禅師)」ですが、
碧潭周皎は「夢窓疎石」の法を継いだことから
夢窓疎石を勧請開山としています。
朝日が射し始めました。
地蔵院は一休さんゆかりの寺でもあります。
一休さんといえば「安国寺」。
しかし、一休さんがいた安国寺は、今はありません。
(現在の四条大宮あたりにありました)
もとは宮中にいた母上様は後小松天皇の子を身籠ります。
しかし、他の者の嫉妬によってか、帝の命を狙ってるなど
嫌疑をかけられ宮中を追い出されることに。
そして一休さんをこの近くの民家で生みました。
6歳で安国寺に入るまで、
一休さんは、この地蔵院で育ったとされます。
赤くなってるのは前の数本だけで、後ろの方はまだ緑です。
例年、このあと後ろは黄色やオレンジっぽく色づきます。
地蔵院 紅葉 2021年 秋 (完)
それではまた。。。