下鴨神社を出て、御蔭橋たもとの大きなイチョウの木。
隣りは下鴨茶寮です。
獅子咲きというのでしょうか。
侘び寂び寒椿のイメージとは真逆でど派手です。
東へ進んできて哲学の道です。
鎌倉時代初め「承元の法難」により斬首された
「安楽」と「住蓮」の弔いに、師である法然上人が建てたお寺です。
もとはこの地に安楽・住蓮の「鹿ヶ谷草庵」がありました。
後鳥羽上皇の寵愛を受けていた女官「松虫」「鈴虫」は
上皇に黙って安楽・住蓮の導きにより剃髪出家します。
安楽・住蓮の斬首は、その上皇の怒りを買ったのが原因です。
念仏弾圧の嵐が吹いていた頃です。
安楽と住蓮は、ともに美声の持ち主で、
その唱導を聞くと女性たちはたちまち感化され入門していったとも。
この一件で法然上人も讃岐へ流罪となりました。
(当時法然上人の門下であった親鸞も越後へ流罪となっています)
そんな忌まわしい過去は微塵も感じさせない美しさ。
安楽寺とか 紅葉 2021年 晩秋 (完)
それではまた。。。