この参道も以前は木々に覆われて日中も薄暗く趣があったのですが、
台風による倒木で随分と明るくなりました。
「承元の法難」により斬首された安楽と住蓮。
この地は、もとは法然上人が弟子の安楽・住蓮とともに
念仏三昧行を修した草庵があった場所です。
昼夜六時に分けて念仏を唱える「六時礼讃行」を勤めていました。
1680年江戸時代になってから、知恩院第三十八世「萬無(ばんぶ)和尚」が、
法然上人ゆかりのこの地に念佛道場を建立することを発願。
そして、弟子の「忍澂(にんちょう)和尚」によって、現在の伽藍の基礎が築かれます。
山門をくぐって。
左右の白砂は「白砂壇」。
この砂壇の間を通ることで、心身を清めて浄域に入ります。
白砂壇上の模様は、時期によって変更されます。
今はモミジが描かれています。
逆側から。
おもてなし。
法然院 紅葉 2021年 晩秋 (完)
それではまた。。。