松尾大社の山吹 2024 春

 

 

四条通りの西の突き当たりにある「松尾大社」。

松尾山は太古の昔からこの地に住む人たちによる、山頂の磐座信仰がありました。
渡来系民族の秦氏は現在の京都西部を開拓し、それらの地を治める豪族となります。
現在の松尾、嵐山、嵯峨野、太秦など一帯です。
そして、松尾山の神を氏神とし、山頂の磐座を麓に遷座して創建。

賀茂氏賀茂社と同じく、京の地に古来からある神社です。
平安京ができてからは王城鎮護の社となります。

秦氏が大陸から持ってきた様々な技術のひとつが「酒造技術」。
平安京が造営された時に「造酒司」(さけのかみ)または(みきのつかさ)という朝廷のお酒を造る部署が設置されますが、その任にあたったのは「秦氏一族」です。
そのことから松尾大社は「酒の神」としても信仰されています。

 

 

 

 

 

 

松尾大社はヤマブキの名所。

境内を横切るように流れる「一ノ井川」周りを中心に、
約3千株のヤマブキが咲きます。

秦氏桂川から多くの水路を引いて水田を灌漑しています。
この一ノ井川も秦氏が開発した用水路の名残りとされます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日は松尾祭の神幸祭だったので、神輿庫から神輿が出されてました。
神輿は六基もありました。

 

 

松尾大社の山吹 2024 春 (完)
それではまた。。。