この日は京見峠を上ってみました。
京見峠は市街から近くて、激坂でもないので、
割りと気軽に行ける峠です。
京見峠茶屋。
もう営業はしてませんが、この建物があるだけで、
この旧街道の趣きが良い。
京都市では市民が京都の財産として残したいと思う建物や庭園を
公募し、学識経験者等が審査・選定する「京都を彩る建物と庭園」という制度があります。
その調査の方が来ていろいろ調べられていたので、ここも認定されるかもしれません。
営業再開は無理でも、建物だけでもこのまま残してほしいです。
街道は府道31号線で、周山街道(R162)の抜け道のようになってます。
氷室別れ。
左へ行けば杉阪方面ですが、今回このまま真っすぐ進んで氷室へ向かいます。
ここから氷室の里へ出るには、さらに城山という峠をひとつ越えます。
氷室神社。
急激な上り坂、そして急降下の下り坂をすぎて、氷室に着きました。
氷室神社は氷室の里の産土神です。
氷室の里はその名の通り、御所へ納める「氷」の生産・貯蔵の氷室が設置されてた地。
杉木立に囲まれた参道。
正面にある建物は拝殿で、
あの左側向いに本殿があります。
こちらが本殿。
祭神は、「稲置大山主神(いなぎおおやまぬし)」。
氷の神様です。
氷室跡へ向かってみます。
氷室のお地蔵さん。
「← 氷室跡」 の案内板にそって細い道に入ります。
奥は田んぼが開けてました。
向こうに次の案内板が見えます。
あぜを進んでいきます。
すっかり稲刈りを終えた棚田。
枯れ花はフジバカマかな
「←くだる 氷室跡」。
下っていくと、
「→ 氷室跡」。
右を見ると、
「氷室跡」の石碑。
上ってみると、
窪んだ所3ヵ所が氷室跡だそうです。
こんなかんじ。
なんか微妙です。窪んでいるといえば窪んでいる。
平安時代はここで御所に納める氷を生産・貯蔵していたのですね。
そして宮中では夏でも氷を利用できたそうです。
ここはもっと分かりづらい。
3つめ。ここも微妙です。
そもそも平安時代ですから、窪みが残ってる方が不思議ですよね。
誰かが管理・保全してるようでもないし、まったくの野ざらしですし。
この日も天気が怪しいので、
京見峠へ戻ってきて、帰りました。
京見峠~氷室 2022年 秋 (完)
それではまた。。。