前回の時はクリンソウが全然咲いてなかったので、
翌週にもう一度芹生へ行きました。
清流沿いで咲くクリンソウ。
九輪草の名前は、五重塔などの頂上にある尖がった部分(九輪)からきてます。
あまり咲いてないから、まだ早かったのかなと思ったけど、
そうではなくて、よく見ると咲いてないのは花茎が無い。
鹿です。
クリンソウは鹿が食べない植物とされてたが。。。
ほとんどの株がこのように花茎を食べられてました。
昨年まではここでたくさん咲いてたから、
今年になって突然、食べ始めたようです。
全国的にも、食糧難のためかクリンソウを食べる鹿が現れ始めてるそうです。
花だけぽつぽつと落ちてたりしてたので、
目当ては茎か。
京都府は以前、クリンソウを絶滅危惧種に指定していましたが、
鹿が食べないから増加傾向にあり準絶滅危惧種へランクが下がっていました。
再び絶滅危惧種に戻るかもしれませんね。
去年と今年で目立った違いといえば、雪。
今年の冬は雪が多く気温も低かったので、
こっちの方はいつまでも雪が溶けることなく残ってました。
それが鹿の食料事情に何か影響を与えたのかもしれない。
今年だけ我慢して不味いクリンソウを食べたのであれば
来年はまた群生が復活するかもしれない。
けど、クリンソウの味を覚えて「これはイケる」と嗜好が
変わってしまえば来年も食い散らかすかもしれないですね。
ちなみに昨年の同じ場所の写真はこちら→ クリック♪
またこんな風景に戻ってほしい。
芹生で咲くクリンソウ 2022年 春 (完)
それではまた。。。