急階段の男坂。
横に緩やかな階段の女坂もあります。
知恩院は、浄土宗の宗祖・法然上人が平安時代末期に
比叡山を下りてこの地に草庵を結んだのが始まり。
入寂の地でもあります。
現在のような巨大な伽藍になったのは江戸時代になってからです。
徳川は知恩院と黒谷金戒光明寺を要塞仕様にして
朝廷を監視・威圧していたともいわれています。
浄土宗に帰依していた徳川家康は、知恩院を生母「伝通院」の菩提寺とします。
その時に、青蓮院の土地の一部を東九条村の土地と交換するなどして、現在の寺域まで広げます。
徳川家の菩提寺ということで、造営は二代将軍秀忠にも引き継がれました。
納骨堂の桜。
宗祖 法然上人を祀る御影堂は2011年から9年におよぶ平成大修理が
行われ2020年に修理が完了しました。
ちなみに、浄土宗では御影堂を「みえいどう」と呼びますが
親鸞聖人を祀る浄土真宗では「ごえいどう」と呼びます。
この階段を上った境内で一番高い所に法然上人の御廟があります。
法然上人御廟と枝垂桜。
知恩院 桜 2022年 春 (完)
それではまた。。。