雪が薄っすら積もった日の朝です。
東福寺臥雲橋から見る通天橋。
積雪は大したことなかったのですが、
路面が凍ってるから仕事へ行くのは危いということにして、
仕方ないから遅刻するということにして、少し雪の写真を撮りに周りました。
下の渓谷は「洗玉澗」。
洗玉澗には西から東へ「臥雲橋」「通天橋」「偃月橋」と
三つの橋が架かっています。
北の方はもう少し雪が多かったでしょうけど、
東福寺は南の方だから少しだけ。
あちらの奥には大書院と庭園があります。
このブログのタイトルバッグはその庭園です。
数年前に改修工事が行われて、現在は刈込みの形とかが変わっています。
白衣を羽織ったかのような玄宥僧正。
この地にはもとは豊臣秀吉が建てた「祥雲寺」という寺がありました。
秀吉は3歳で死去した淀君との間にできた子「鶴松」の
菩提を弔い祥雲寺を建立してます。
のち、関が原の戦いで勝利した徳川家康は、
かつて秀吉に根来山の堂塔を滅ぼされた、大伝法院塔頭の智積院にこの地を与えます。
その時の智積院の住職が玄宥で、現在の智積院の開山となります。
玄宥は秀吉による根来山征伐以降、再興の訴願を続けていました。
あちらは大師堂。
弘法大師。
こちらは金堂の横にある「明王殿(不動堂)」。
不動明王を祀っています。
もとは四条寺町にあった大雲院の本堂を譲り受けてます。
その四条寺町の大雲院は、昭和47年に高島屋の増床により
八坂の大倉喜八郎旧邸へ移転。
高台寺の前、あの八坂の祇園閣がある所です。
東福寺臥雲橋~智積院 雪 2022年 冬 (完)
それではまた。。。