比叡山の西麓、延暦寺塔頭の赤山禅院。
京の表鬼門を守護する皇城守護の寺です。
他は、恵比須神社・恵比須神、東寺・毘沙門天、松ヶ崎大黒天・大黒天、
六波羅蜜寺・弁財天、革堂・寿老神、万福寺・布袋尊
となります。
寒桜と紅葉。
赤山禅院のご本尊は天台宗守護神の「赤山大明神」。
赤山大明神は、中国の山の神「泰山府君(たいざんふくん)」のことです。
唐に渡り天台教学を納めた第三世天台座主・円仁(慈覚大師)は、
無事帰国できたことに感謝し、泰山府君を勧請しようとしますが生存中に果たせませんでした。
その遺命により、第四世天台座主・安慧(あんね)が888年に創建したと伝わります。
向うは本地堂(地蔵堂)
赤山大明神の「本地」は「地蔵菩薩」になります。
「本地」は、神の姿となって現れる仏です。
地蔵菩薩が、神の姿となって現れたのが赤山大明神ということになります。
神仏習合の思想です。
晴れの日だったのでコントラストがきつくて写真がむずかしいです。
もう少しあとだったら全部に陽が当たってよかったかな。
けど、見上げると青空バックで紅葉と寒桜の競演がきれいでした。
赤山禅院 紅葉と寒桜 2021年 秋(完)
それではまた。。。