雲ケ畑の紅葉 2021年 秋

 

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雲ケ畑にある洛雲荘の前の紅葉。

前回の杉阪のあと、持越峠を越えて雲ケ畑へ来ました。

 

 

 

 

 

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洛雲荘は冬のぼたん鍋で知られる料理屋さんです。

ぼたん鍋はイノシシの肉。
もみじ鍋はシカの肉、桜鍋は馬の肉。
動物の肉食禁止の頃の隠語だともいわれます。

 

 

 

 

 

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川床のような建物もあります。

 

 

 

 

 

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京都市街の喧騒から離れた紅葉はいいもんです。

 

 

 

 

 

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南天の実。

南天はダメな年はまったく実が付かないけど、
今年はよさそうです。
ダメな年は南天だけでなく、千両や万両などもそろって実が付きません。

 

 

 

 

 

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下を流れるこの小さな川は「鴨川」です。
雲ケ畑は鴨川源流の地になります。
この上流にある志明院までいくとチョロチョロです。

先程、持越峠を越えてきたと書きましたが、
持越峠の「持越」は何を持ち越すのかというと、「ご遺体」です。

昔は鴨川の水を「禁裏御用水」として御所に引いていました。
御所で使われる水だから、鴨川源流の雲ケ畑の人達は水を汚してはいけないと大切に川を守ってこられました。
そのため雲ケ畑村で人が亡くなった時は、雲ケ畑に葬らず、峠を越えた先の真弓村へご遺体を運んでいました。
それが「持越峠」の名の由来となっています。

 

 

 

 

 

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高雲寺の前の紅葉。

高雲寺は臨済宗永源寺派の寺院で、山号は「九龍山」。


 

 

 

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高雲寺は平安時代初期、文徳天皇の第一皇子「惟喬親王(これたか)」が閑居された「高雲の宮址」。

皇位争いに敗れて平安京を去った親王は、869年にここで落飾し、このお寺を創建。
創建当時は真言宗の祈祷所として栄えたのだと。
今は無住寺です。

雲ケ畑界隈には惟喬親王にまつわる伝説がいくつか残ります。

 

 

 

 

 

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お地蔵さんと紅葉。

 

 

 

 

 

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帰り、川沿いを下っていくと出合橋のところで
すごくカラフルな紅葉がありました。

 

 

 

 

 

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真上から。

作り物みたいです。

 

雲ケ畑の紅葉 2021年 秋(完)
それではまた。。。