京北 常照皇寺 紅葉 2021年 秋

 

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前回の京北賀茂神社のあと、
近くにある常照皇寺へ寄りました。
臨済宗天龍寺派の寺院です。





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開山は南北朝時代北朝初代天皇であった光厳上皇

光厳上皇は、南北朝の争いから5年にわたり南朝の軟禁下に置かれています。
帰京後は世俗を断ち、晩年この地にあった寺を開創したのが始まりです。
寺に入った2年後に、この地でお亡くなりになっています。

太平記の時代です。

 

 

 

 

 

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天皇皇位廃止 → 上皇として復帰 → 南朝に連れ去られ軟禁、
という波乱に満ちた人生。

失意のうちに出家した光厳さんは、晩年巡礼の旅の途中にこの村を通りかかり、
村人のお世話になります。

村人に感謝した光厳さんは、荒れ寺を改創し「常照皇寺」としました。
そして都から遠く離れたこの山里の地で余生を送られました。


 

 

 

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光厳さんが檀家に与えた誡文の中に
「流行り寺は、廃り寺」というのがあります。

お寺は大きくしなくていい。
それぞれのつとめに励んでくださいと。

 

 

 

 

 

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山門の向こうが秋色に。

 

 

 

 

 

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前庭の紅葉。

 

 

 

 

 

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まだ少し早い。
この池のとこは赤くならずにオレンジっぽく色づきます。

 

 

 

 

 

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向こうは勅使門です。
門の向こうに方丈があります。

今回は自転車ライドがメインで、中には入ってません。
この日だとまだ少し早かったと思いますが、
方丈庭園にもいい紅葉があります。

 

 

 

 

 

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方丈庭園には九重桜・左近の桜・御車返しの桜という
桜の名木もあります。


 

 

 

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振り返れば帰りも魅せてくれます。

 

 

 

 

 

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京北 常照皇寺 紅葉 2021年 秋 (完)
それではまた。。。