前回の細野の春日神社のあと、
栗尾峠を越えて京北を走ります。
少し前、美山の帰りに写したのと同じ場所から。
山が秋っぽい色合いになってます。
京北の沈下橋。
最近は雨が少なかったから水位が低い。
先日新聞に載ってましたが
今秋は雨が少なくて琵琶湖の水位がマイナス59センチまで下がって、
14年ぶりという危機的な低さだそうです。
この沈下橋の右側に山国神社があります。
そして橋渡ってすぐ左には小さな日吉神社あります。
今から向かうのは、その日吉神社のさらに東へ進んだ山手にある、
賀茂神社。
杉の木と静寂に包まれた参道。
賀茂神社は平安時代に三条天皇の勅願により創立。
三条天皇の在位は1011年~1016年ですから、千年以上前です。
山国荘(現在の京北地域)はかつて禁裏領であった朝廷ゆかりの地です。
平安京造営時から都への木材の供給地で、
桂川・保津川を経て筏流しで運ばれました。
戊辰戦争の際には農民らが組織した農兵隊「山国隊」が
新政府軍(官軍)の一員として出陣しています。
言い伝えによると賀茂神社は1579年に明智光秀の手により
兵火にさらされます。光秀が丹波攻めの頃ですね。
そして1612年に再び造営。
現在の社殿は1783年に造られ、貴船・熊野・日吉神社が合祀されています。
本殿側から見るこの光景が神秘的だと
SNS等で人気になりました。
とはいっても交通の便が悪い所なので
訪れる人はほぼいません。
ちょっと神々しいかんじしますよね。
京北の賀茂神社 2021年 秋 (完)
それではまた。。。