北大路堀川交差点少し下がったところに
紫式部のお墓があるのですが、
その前の石碑のところでムラサキシキブの実が成ってました。
大徳寺が近くにあるこの辺り一帯は、
紫野と呼ばれる地区です。
紫式部はこの周辺で生まれ育ったとされ、
その名は、紫野に由来するともいわれます。
正確な品種で言うと、コムラサキかもしれません。
こちらが紫式部のお墓。
紫式部といえば、源氏物語を執筆した邸宅跡の
桔梗の花咲く「廬山寺」や、宇治十帖ゆかりの
宇治観光でもよくピックアップされてます。
しかし、お墓は市街地にぽつんとあって、
ひっそりとしてます。
そして紫式部のお墓の隣りに小野篁(おののたかむら)のお墓があります。
小野篁は平安時代前期の高官。
小倉百人一首の歌人でもあります。
また、閻魔大王に仕えて地獄へ通っていたという方です。
東山の六道珍皇寺には、篁の冥土通いの井戸があります。
愛欲を描いたために地獄へ落ちた紫式部を
閻魔大王にとりなしたのは小野篁、という伝説があります。
お墓が隣りにあるのは、その縁なのでしょう。
場所変わって、二ノ瀬の辺り。
秋色してきてました。
鞍馬川沿いも。
土砂崩れで一年ほど運行休止していた叡電ですが、
今年の紅葉には間に合いましたね。
紫式部のお墓とムラサキシキブ 2021年 秋 (完)
それではまた。。。